夏はとても開放的な季節でいいのですが、夜暑くて寝苦しいのが嫌ですよね。
夜にゆっくりと眠れないと、疲れが取れずに翌日も辛い事になってしまったりします。
寝不足が続くと、体調不良だけでなく、思わぬ事故に繋がってしまうなど、色々な影響が現れてしまうものです。
今回は、ぐっすりと眠るために大事な姿勢について見ていきましょう。
睡眠姿勢?そんなの関係あるのって思うかもしれませんが、意外なところに影響が出てしまったりするので、要注意なんです。
何気なく寝ている姿勢について正しく理解して、しっかりとした睡眠をとって暑い夏を乗り切りましょう。
仰向けで寝ると息苦しいのはなぜ?
寝る時の姿勢で最も一般的と思われているのが、「仰向け」ですよね。
ほとんどの人が、意識しなくても仰向けに寝ていることでしょう。
まあ、睡眠中には体勢が変わって、横向きになったり、うつ伏せになったりしているかもしれません。
はたまた、朝起きたら、頭と足の位置が入れ替わっていたなんてこともあるかもしれませんが。。。
ただ、最初にベッドや布団に横になるのは、仰向けですよね。
でも、この仰向けで寝ると、色々な支障が生じることがあるので、注意した方がいいかもしれません。
その一つに、仰向けで寝ると息苦しいということがあります。
これは、上を向くことで口の中にある舌が重力の影響で喉を塞ぎやすくなってしまうからです。
喉が塞がれてしまうと、当然ながら呼吸がスムーズにできなくなり、息苦しくなってしまうということになるのです。
さらに、全身の組織への酸素供給も妨げられ、思わぬ弊害を生じることにもなりかねません。
いびきや睡眠時無呼吸症候群などもこの仰向けで寝ることの弊害の一つといえるものです。
では、この仰向けで寝ると息苦しいなどの弊害を避けるには、どのような姿勢で寝るのがいいのでしょうか。
これはちょっと考えれば自ずと答えは出てくることでしょう。
仰向けでは重力で舌が喉を塞ぎやすくなってしまうわけですから、そうならないような姿勢で寝ればいいという事になります。
そうです、うつ伏せで寝るのがいいのです。
と言っても、顔までそのまま枕やベッドに埋めてしまったら、それこそ息ができなくなってしまうので、顔だけは横向きになります。
このうつ伏せでねることのメリットには、おおきく4つのことが挙げられます。
1.舌が喉を塞ぐようなことが少なくなる
これによって、息苦しい、いびき、睡眠時無呼吸症候群などの予防や改善に役立ってきます。
2.大気中のホコリやウイルス等が侵入しにくくなる
仰向けでは、上を向いてさらに口を開けることなどもあって、空気中の塵や埃、ウイルスなどが侵入しやすくなってしまいます。
うつ伏せでは、そのようなリスクを低くすることになるのです。
3.呼吸、特に腹式呼吸がしやすくなる
4.血行がよくなる
仰向けでは、心臓に繋がっている太い血管が内蔵で圧迫されて血行不良になってしまうことがあります。
うつ伏せに寝ることでそれが避けられ、さらにお腹が布団やベッドで暖められ血行促進に繋がってきます。
この他にも、腰痛や床ずれの予防や改善などにも効果的です。
これは、「腹臥位療法(ふくがいりょうほう)」として、寝たきりの高齢者の対策として取り入れている
医療機関などもあります。
このようにうつ伏せで寝ることで、体内の血行が促進され、睡眠の質が高くなってくると、睡眠時間も1時間程度少なくなるというメリットも期待できます。
まとめ
仰向けで寝ると息苦しいと言うのには、きちんとした原因がありました。
一番の原因は、喉が塞がれやすくなってしまうことです。
それを解消するために、うつ伏せで寝るということが良くなってくるのです。
息苦しい症状だけでなく、色々なメリットも有るのがうつ伏せで寝るということです。
今日から、あなたもうつ伏せで寝てみてはいかかでしょうか。