コロナ禍による入出国条件も完全に撤廃されたため、海外旅行へ行く人も多くなってきています。
かく言う遼も、3年半振りにタイへ行って来ました。
今回は、チェンマイへ寝台列車を使っての旅です。
当初は、タイに入国してから予約すればいいかなと思っていたのですが、寝台列車は結構人気があるようで、事前にネット予約して行きました。
ここでは、タイの鉄道チケットをオンラインで購入する方法を紹介します。
バンコク⇔チェンマイのチケットを例に紹介します。
タイ国鉄(SRT)のホームページにアクセスする
タイ国鉄(SRT)のホームページ
最初の画面はタイ語表示なので、英語表示に変えます。
タイ語を読める人はそのままでもいいでしょうが。
英語画面の「TIME TABLES」から時刻表がダウンロードできます。
スマホ用のアプリもあるようなので、利用するのもいいでしょう。
チケットをオンラインで購入するには、左上部の「Online Booking」をクリックします。
すると、画面がまたタイ語表示に戻ってしまうので、英語表示に変えます。
タイ国鉄(SRT)のメンバー登録をする
チケットをオンラインで購入するには最初にメンバー登録する必要があります。
右上の「Register」をクリックします。
Register画面で必要項目を入力します。
性別をチェックします。Male:男 Female:女
タイ人以外は、Foreigner?にチェックを入れます。
FirstName:名前 LastName:苗字
PassportCode:パスポート番号
PhoneNumber:不要ですが、タイの電話番号が分かれば入力してもいいでしょう
Email:タイでも受信可能なメールアドレス
Password:パスワード
以上の項目を入力して、「Confirm」をクリックします。
上記で入力したメールアドレスに確認メールが送られてきます。
ほとんどタイ語なのでよく分からないのですが、真ん中の青い部分をクリックするとメンバー登録が完了します。
列車を予約する
1.路線を選択します
チェンマイに行く場合には、「Northern line」を選択します。
2.乗車駅(Origin)と降車駅(Destination)を選択します
バンコクから乗車する場合は、「Krung Thep Aphiwat」になります。
昔からあるBangkok駅(通称:ファランポーン駅)は廃止の予定らしいですが、一部の列車等で利用できます。
時刻表をダウンロードして確認しておきましょう。
降車駅は、「Chiang Mai」です。
3.乗車日と人数を選択し、「Search」をクリックします
4.予約可能な列車の一覧が表示されるので、乗車する列車を選択します
5.今回は、22:30発、12:10着の便を選択しました
6.座席を選択します
寝台席を選びました。
7.SRTのサイトにログインします
ここから先に進むには、登録したメールアドレスでログインする必要があります。
(電話番号かパスポート番号でもログインできそうですが)
8.登録情報を確認後、座席番号を選択します
ログインすると、自分の情報が表示されるので間違いがないか確認します。
確認にチェックを入れ、「Choose Seat Number」をクリックします。
9.予約したい座席を選択します
現在の予約状況が表示されますので、希望する座席を選択します。
寝台車は2両あり、今回は後ろの車両の16番(下の座席)を選びました。
尚、画面左がチェンマイ方向です。
チェンマイ着が12:10なので朝日の入らない進行方向左側の席で車窓の風景を楽しもうとこの席を選んでます。
また、トイレ(RestRoom)は垂れ流し、WashBasinは一瞬シャワーかと思ってしまいすが単なる手洗いでした。
StatusのMonkとは、お坊さんのことでしょう。
10.乗車日と列車、座席、値段等に間違いがなければ、支払いに進みます
支払いは、基本的にクレジットカードになります。
11.必要事項を選択、入力して決済します
12.決済が完了するとチケット(PDF)がメール送信されます
この画面からもダウンロードできます。
ただ、よく見ると日付が1日ズレてます。
「17 July 2023」のはずが、「16 July 2023」と表示されてます。
一瞬、間違えたのかと焦ったのですが、メール送信されたチケットやダウンロードしたチケットを確認すると「17 July 2023」となっているので、この画面の表示だけが間違っているということがわかり安心しました。
これは、チェンマイ→バンコクのチケットを予約した時も、同じ現象だったので単なるバグかと思います。
そのままにしておくのが、いかにもタイらしいですね。(笑)
13.チケットを確認して、プリントアウトします
乗車時には、スマホ上でチケット画面を係員に見せるだけで大丈夫でした。
ただ、路線や担当者によっては、紙のチケット提示を求められるかもしれませんので、念のためにプリントアウトしておくのがいいでしょう。
万一、スマホの調子が悪くなった場合などでも安心です。
14.チケット購入後、SRTのサイトにログインすると、「MyTrips」で予約状況を確認できます
チケットの変更やキャンセルもここでできるようですが、手数料がかかるはずですので、きちんと確認しましょう。
15.途中で機械が操作しているのではないことを求める画面になることがあります
ただ、この画面はタイ語表示なので、何を求めているかを考えてクリックしましょう。
ここでは、信号だろうと思ってクリックして正解でした。
分からない場合には、他のに変更すればいいでしょう。
16.不思議な予約状況
帰りの列車を予約しようとしていた時です。
MaleとFemaleが混在したような予約がありました。
最近、よく話題になるジェンダーレスなのでしょうか。
ただ、これはオンラインでは不可能なので窓口で予約したんでしょうね。
しかしながら、そこまで指定しなくても、と思ってしまいます。(笑)
寝台列車
[予約した車両] 後ろの車両のはずなのですが、乗車時は何故か先頭車両でした。前の車両を予約した人はいつ乗車したのでしょう?
[ベッドメイキング前の寝台席] これはチェンマイからの帰りの写真です。行きの場合は既にベッドメイキング済でした。
[ベッドメイキング後の寝台席]
Krung Thep Aphiwat駅までのアクセス
かつてのタイ国鉄の象徴的なバンコク駅(通称:ファランポーン駅)は廃止予定となってます。
今後は、Krung Thep Aphiwat駅がバンコクでのタイ国鉄の発着駅になります。
そこまでのアクセスを確認しておきましょう。
簡単に言うと、地下鉄MRTブルーラインのバンスー駅(BangSue)で下車して徒歩約10分です。
ただ、行き先によって改札口が違うので要注意です。
チェンマイ等の長距離列車は、地下鉄から乗り換えて階段を上がって、一番奥の「5番ゲート」の近くになります。
このKrung Thep Aphiwat駅は、将来的にスワンナプーム国際空港からの電車等を乗り入れる計画があるようで、実に巨大なまるで空港みたいな建物です。
初めての人はできれば事前に下見しておくのがいいでしょう。
Krung Thep Aphiwat駅
[駅外観] とても巨大な建物です。こんなインフラを作っても、走ってる列車の本数はたかが知れたもので、活用できるのでしょうか?
タイは巨大インフラを作るのが好きなようですね。(笑)
[一番奥にある5番ゲート] この近くに、長距離列車用の乗車改札口があります。
[列車案内掲示板] [乗車改札口] ここでチケットを確認されます。スマホ画面でOK。
尚、乗車後もチケットの確認があります。
[待合室] 売店やスマホ充電スポットもあります。
チェンマイ駅
[駅の正面] [切符売り場] [駅構内] [時刻表] オンラインで購入する方が値段が多少安くなってます。上り下りとも寝台列車は3本あり、全て値段が違います。
その違いは、所要時間と列車の新旧のようです。
Krung Thep Aphiwat駅からモーチット・バスターミナルへのアクセス
チェンマイから寝台列車に乗ってバンコクへ着いた後、パタヤへ向かいます。
この場合、最も効率が良いのが、モーチット・バスターミナルでパタヤ行きのバスに乗ることでしょう。
モーチット・バスターミナルへのバス乗り場は、10番ゲートを出て右斜め方向に40~50m行った所にあります。
ただ、全てのバスがモーチット・バスターミナルへ行くわけではないので、係員や運転手に確認して乗るようにしましょう。
[バス乗り場] BUS STOPの表示だけで、行き先等の情報はありません。
10~15分程の間隔での運行だと思われますが、早朝や夜遅い時間帯は本数が少なくなるはずです。
[バス車内] 運転手に確認して乗車。49番バスはモーチット・バスターミナルへ行くとのことでした。
運賃13B、所要時間約5分ととても安くて近いです。
尚、チェンマイからの寝台列車は、ドンムアン空港駅にも停車するので、ここから更に飛行機で移動をする場合にも便利です。
モーチット・バスターミナル
主にタイ北部・東北部やパタヤ等への中長距離バスの発着拠点となっています。
[バスターミナル外観] [バスターミナル入口] [パタヤ行きチケット売り場] 入口を入って、ほぼ正面にあります。その昔(コロナ禍前)は、入口の右側にあったので、一瞬「???ないぞっ」て焦りました。(笑)
[パタヤ行きバスの時刻表] 昔は、1時間に1本はありましたが、現在では少なくなってます。
バンコク市内からパタヤへ行く場合には、エカマイ・バスターミナルを利用する方が便利です。
こちらを参考にしてください。
[待合室] チケット売り場のすぐ右側から入れます。エアコン完備でとても快適になってました。
8時発のパタヤ行きのチケットを購入したのですが、掲示板にはなぜか表示してません。
まあ、こういう曖昧なところがタイらしいです。(笑)
待合室を出て、右斜め方向、一番奥です。