お盆はご先祖様や故人を供養するのが習わしになっています。
その際の仏壇には、お供え物が付き物になってきますよね。
ただ、そのお供え物には何を用意したらいいのかわからないこともあるものです。
ご先祖様や故人の好きだった物がいいと思うかもしれませんが、生ものや肉類はいけないとかいうことを聞くこともあります。
今回は、お盆のお供え物では何を用意するのがいいのかについてお話ししていきます。
また、お供えを送る時期やお供えをしておく期間についてもお話しします。
お盆のお供え物には何がいい?
お盆では、ご先祖様や故人が自宅にある仏壇に戻ってきているとされています。
そのため、お供えをするのですが、普段とは違ってお盆ならではのお供えをしたいものですね。
・仏花
仏花はお墓や仏壇に供えるお花のことで、左右に二つ供えるようにします。
花の種類としては、菊やカーネーション、グラジオラスなどがお盆の時期にはいいでしょう。
ただ、その地域によって違いがあるので、事前に確認しておくのがいいです。
お釈迦様にゆかりの深い蓮の花を供える地域もあるようです。
・盆菓子
砂糖でできたお菓子のことで、普通に市販されているもので大丈夫です。
また、砂糖と米粉でできた落雁や盆菓子ゼリーもあります。
お供えが終った後には、仏様のお下がりとして頂くようにしています。
・丸い果物
この時期に美味しく頂けるスイカが一番のご馳走になります。
他にも、桃やメロンなども喜ばれます。
切らずにそのままで供えるようにします。
・お菓子
お煎餅や袋菓子など、終わってから家族で食べられるお菓子がいいでしょう。
・飲み物
お酒やジューズなどの飲み物であれば何でも大丈夫です。
・お惣菜
カボチャ、ヘチマなど夏の野菜を使ったお惣菜やソーメンなどを供えるようにします。
ただ、仏教では魚や肉等の生き物をお供えしてはいけないとされているので注意しましょう。
・お団子
みたらし団子やおはぎなどを供えるといいでしょう。
この時期には、お盆用の三色団子も入手しやすくなります。
夏の暑い時期で腐りやすいものについては、あまり長い時間供えていなくてもいいです。
気をつけたいのが、お墓参りのお供えと仏壇のお供えは別々に用意することです。
使い回しをしたい気持ちになるかもしれませんが、これはやってはいけません。
また、生前に好きだったものを供えたいと思うかもしれませんが、死後の好みは違ってきます。
肉や魚等には気をつけたいものです。
お盆のお供えを送る時期やお供えをする期間は?
お盆は、一般的には8月13~16日になることが多くなっています。
一部の地域では、旧暦の7月13~16日になることもあるので、事前に確認しておくのがいいですね。
お盆のお供え物を送る時期については、はっきりとした決まりがあるわけではありません。
お盆の準備がその月に入ってから始まることが多いので、前の日までには届くようにするのがいいですね。
ただ、あまりに早いのは失礼になるので、10日前くらいからにしておくのが無難なところです。
心配であれば、送る前に先方に確認しておくのがいいでしょう。
その地域や宗派、家庭などの慣習によって違ってくることあるので気を付けましょう。
また、お供えは、お盆の期間中は欠かさないようにします。
お盆の間は、ご先祖様や故人の霊が仏壇に帰ってきているので、お供えをしてきちんと供養をしてあげるようにします。
ただ、お供えでも日持ちするものはいいのですが、傷みやすいものはこまめに取り替えるようにします。
仏花はキレイな状態を保つため、新しいお花と交換したりするといいです。
まとめ
お盆のお供えには、普段とは違うものをしてご先祖様や故人を忍びたいものです。
お供えには、仏花や盆菓子、果物、飲み物、惣菜、お団子などが使われることが多いです。
通常、お盆は、8月13~16日になりますが、旧暦の7月13~16日という地域もあります。
事前によく確認して準備するのがいいでしょう。
お供えを送る時期としては、始まる10日前あたりから前日までに届くようにします。
そして、お供えをしておく期間は、お盆の間中欠かさないようにしましょう。
その間は、ご先祖様や故人の霊が仏壇に戻ってきていますので、きちんと供養したいものです。