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タイの友人の結婚式に参加してみたら、凄いことに!?

投稿日:2018年11月9日 更新日:

こんにちは、遼です。

今回の訪タイの大きな目的は、バンコク在住の友人(日本人)の結婚式に参加することです。

8月に行った時に、「10月に結婚式を挙げるのでよろしく!」と言われ、
「ええ~っ、あと2ヶ月しかないじゃん。もっと早く言ってよ。」って感じです。(笑)

しかしながら、長い付き合いのある友人なので参加しないわけにはいきません。
バンコク在住のもう一人の友人(日本人)と参加することになりました。

彼もその時一緒に飲んでいたのですが、参加するものと決められてたみたいです。
「俺も初めて聞いたんだけど。。。」と言ってましたが。(笑)
 
 
ただ、式場が嫁さんの実家の「イサーン」と呼ばれるタイ東北部なのでバンコクからのアクセスがよくわかりません。
その町まで行けても、その先はさっぱりわからないです。

なので、そのあたりをアレンジしてくれれば、という条件を付けました。
結果、国内線チケットと現地レンタカー、ホテルの手配をしてくれ、さらに国内線チケット代とレンタカー代を負担してもらえることに。

バンコク集合後は、お任せコースということになります。
 
 
今回は、結婚式の様子も含めてご紹介しましょう。

日本の結婚式とは何から何まで違うので驚きです。

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タイの結婚式の招待状が届くも意味不明!?

概ねのスケジュールも決まった頃、「招待状送るんで住所を教えて!」とバンコクの友人からLINEがありました。
日本と同じようにタイにもそういう習慣があるんですね。

日本出発の2~3日前に、やっと結婚式の招待状が届きます。
もう少し遅かったら、間に合わなかったかもしれません。

と言っても、タイ語で書いてあるのでさっぱりわかりませんが。(笑)
 
 
唯一、わかるのが時間です。
なんと、朝7時から始まるみたいです。

しかも、18時からも何かあります。
おそらく宴会でしょう。

ということは、丸1日かけて結婚式をするということになります。
恐るべし、タイの結婚式です。(笑)

まあ、途中、休憩があるんでしょうが。。。
 
 

イサーンへの出発はドンムアン空港から

タイ国内は、LCCが多く飛んでいて、ほとんどがドンムアン空港を利用しています。

スワンナプーム国際空港ができるまでは、ドンムアンが唯一の国際空港だったので、実に久し振りです。

その昔、スワンナプーム開港時、行きはドンムアン着、帰りはスワンナプーム発という便でタイに行ったことを思い出します。

スワンナプーム開港は何度か延期になっていたため、「本当に大丈夫なのかな?」と、いささか不安を感じたものです。

しかも、出発前日にバンコクでクーデターが発生し、さすがにちょっと焦りました。
ドタキャンした人も多かったようで、飛行機はかなり空いていてラッキーな感じです。

クーデター翌日、バンコク市内は兵士を数多く見かけるものの割と落ち着いていたのを覚えてます。
 
 
ドンムアン空港とバンコク市内のアクセスは当時はタクシー程度しかありませんでしたが、今ではBTSとバスを利用するのが便利です。

バンコク市内からは、BTSモーチット駅で下車し、「3番出口」付近からドンムアン空港行きの「A1バス」に乗ります。

バスの料金は30B、約20分でドンムアン空港に到着します。

このバスは、7:30~24:00まで5分間隔で出発しているので、実に便利です。


 
 
バスに乗っていると並行してBTSの延伸工事をしているのがわかります。

ということは、BTSスクンビット線がいずれはドンムアンまで伸びるということなんでしょう。
そうなると、バスも必要なくなるのでさらに便利になりますね。

とは言え、いつになったら完成するのかわかりません。
このような工事は延び延びになるのがタイですから。(笑)
 
 

タイの結婚式は朝が早かった!?

招待状にも書いてあるように、結婚式は朝の7時にスタートです。

ホテル出発が朝6時なので、5時半には起きないといけません。

タイでは夜遅くまで飲み歩くので、朝早いのはちょっと勘弁してほしいところですが。(笑)
 
 
迎えの車に乗って約30~40分の距離にある嫁さんの実家へ行きます。

友人は準備があるため、代わりに親戚のタイ人が出迎えに来る手はずになってます。
しかし、タイ人なので案の定、20分程の遅刻です。

しかしながら、そこはタイ人です。
幹線道路を時速120km程で激走して約20分で到着。
まるで高速道路並の走りです。

ちょっと、怖かったですが。(笑)

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タイの結婚式では僧侶が大活躍!?

結婚式では、新郎新婦は当然ながら貸衣装に着替えて正装となります。

こっちは、ほとんど普段着で日本のような服装は用意してません。
というか、事前に確認して了解をとってますので。

ただ、上着だけはレンタルを準備しており、白いジャケット着用で式に臨みます。
 
 
結婚式では、オレンジ色の袈裟姿をしたお坊さんが9人ずらりと並んでいます。

タイでよく見かけるお坊さんの姿です。

並び順は、位の高い順なのでしょう。
最も位の高いお坊さんの前に、新郎新婦が跪いて座る格好です。

司会者らしきお爺さんとお坊さんがまるでお経を唱えるような感じで式が進められていきます。
タイ語なので全く意味がわかりませんが。

真ん中にいるお坊さんはスマホで新郎新婦の写真を撮っています。(笑)

かれこれ1時間程すると一通りの儀式が終わり、お坊さんへ食事が提供されます。
いわゆる托鉢でお坊さんに朝食を提供するような感じです。

食事が済むと一人一人にご祝儀を渡して、結婚式の第一段階が終了です。

[お経(?)の最中]

[参列者は全くの普段着]

[お坊さんの食事タイム]
 
 
しばしの休憩後、ご近所へのお披露目ということで新郎を連れてのパレードが始まります。

ただ、何故か新婦は同行しません。
新婦の地元なので、新郎の紹介という意味合いが強いのでしょうね。

その際、大音量で音楽を流すいわば「宣伝カー」も同行です。
朝から近所迷惑極まりないという感じですが、お祝いごとなのでタイではあまり気にしないようです。

みんな陽気に踊りながら近所を練り歩いていきます。
遼もビール片手に踊りながら付いていきます。(笑)

[炎天下をパレード]

[大音量の音楽カー]

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タイの結婚式! メインイベントは結納金!?

新郎お披露目パレード後は、結婚式の第二段階に突入です。

先程のお坊さんとは違う人が現れて、新郎新婦の前で儀式を執り行っていきます。
なんだか、役所の人みたいに見えるのですが、違うようです。

[第二段階を取り仕切るおじさん]

その中でも、メインイベントは、なんと言っても結納金を披露するところです。

日本では結婚式で結納金を披露することはないですが、タイでは普通のようです。
15年程前に友人のタイでの結婚式に参加した時も、結納金を披露してたのを覚えてます。

彼の奥さんもイサーン出身で今回のところから100Kmも離れていないようです。
隣の県ですが、比較的近いようで何とも奇遇です。

今回、その彼も参加予定でしたが、体調不良により断念です。
なので、日本人ゲストはたった二人に。
 
 
タイの結婚式では、結納金は50万Bが相場だそうです。

日本円に換算すると、約150万円になります。
物価レベルで考えると、5~10倍程の価値がありそうです。

ここは、タイのイサーンなので、おそらく日本円換算で1000万円程の価値にはなるでしょう。

これをその場で現金で披露してお嫁さんの親に進呈するのです。
親御さんにしてみれば、まるで宝くじにでも当たったようなものでしょう。

何とも豪快な結婚式です。
 
 
普段の旅行レベルでは、せいぜい1000B紙幣を5~6枚くらいしか見ません。

それが、結婚式では1000B紙幣100枚の束(10万B)が5つずらりと並ぶのです。
お盆の真ん中に1000B紙幣100枚の束が4つ、その周りに1000B紙幣100枚を円を描くように置いていきます。

そしてその上に花びらを撒きます。
歓喜の瞬間です。

その後、指輪交換等の儀式に進み、結婚式第二段階が終了です。

[50万Bの札束]

[50万Bの札束+指輪類]

[参列者が新郎新婦の手首に糸を巻いていく]

[遼の手首に巻かれた糸の束]
新郎新婦だけでなく、主な参列者も巻かれます。

[遼の手首に巻かれた100B紙幣]
左手には何故か100B紙幣が。。。
 
 
その後はだらだらと昼食休憩に入ります。

ちょっとした料理とビールやお酒が振る舞われます。

ただ、本番の宴会は18時からなので、かなりの時間が空いてしまいます。

近くを散策したりしながら、時間調整です。

すると、近所にスヌーカーをやっている家を発見しました。
とてもお店には見えず、普通の家でスヌーカーをやっているようです。

見ると20B札が行ったり来たりしているので、いわゆる賭けスヌーカーということでしょう。
「あんたもやらないか」、といった感じで誘われましたが、ルールがイマイチわからないので止めときました。

しかし、よくこんなところにスヌーカーを設置したなと、ちょっと感心してしまいます。

[スヌーカーに興ずる近所の人]
この後も、ずーっとスヌーカーをやってました。
他に娯楽がないみたいです。(笑)

タイの結婚式は披露宴がド派手だった!?

夕方6時からは、いよいよ結婚披露宴に突入です。

会場は、近くの田んぼです。
さすがにタイの田舎町です。

稲刈りした後の空き地に舞台とテーブルがセッティングされていきます。
 
 
ところが驚くことに、まるでコンサート会場かと思われる舞台セットが目の前に現れてきました。

日本でよくある「夏の屋外フェスティバル」と言った感じです。

ステージだけで幅15mはあるでしょう。
とても一個人の結婚披露宴とは思えません。

ギター、ベース、ドラム、サックス、パーカッション等の楽器演奏者が7~8人、ダンサー5人にメインボーカルといった構成です。

まさにライブショーそのものです。

パタヤのHallywoodやLucifer等のディスコやクラブでもライブがありますが、それ以上の規模で繰り広げられるとは驚きです。

[本格的なステージが出来上がっていた]

[メインボーカルとダンサー]
 
 
会場内外には、いわゆる夜店が数店出店しています。

ゲスト相手に商売をしようということなんでしょうが、飲食物はまず売れないですね。
披露宴ではただで飲み食いできるわけですから。

射的みたいな夜店は結構盛況で、近所の子供たちが楽しく遊んでます。
披露宴のゲストはおよそ100人とのことで、全て招待なので無料のようです。

どうも、タイではご祝儀というのはないようです。
全て新郎側が負担するということですね。

そう言えば、遼もご祝儀は渡してませんから。(笑)

[射的に興ずる近所の人達]

[売れそうにない夜店]
おもちゃは売れるかもしれませんが。。。
 
 
披露宴なので、専属司会者による新郎新婦の紹介やインタビューなどもあります。
これがなかったら、単なるライブショーですから。(笑)

親御さんや親しいゲストも紹介され、遼もステージ上で簡単に挨拶です。

ただ、日本にみたいにお偉いさん達のつまらない挨拶が延々と続くような退屈なことだけはありません。
そこはさすがタイです。

[挨拶する新郎&新婦]
 
 
その後は、単なるディスコホールにでもなったようにみんなで飲んで踊ってが延々と続きます。

深夜0時頃には、会場外でどこからかやって来たヤサグレ集団同士のイザコザが起こります。

そんな時に備えて、きちんとポリスも招待しているんですね。
あまり大事にならずに済みましたが、我々は撤収です。

新郎の運転でホテルに戻って終了。

本当は親戚のタイ人に運転を依頼するはずだったのが、そこはタイなので。(笑)
新郎はその後も3時頃まで飲んでいたようですが。
いやはやお疲れ様です。

[ダンスタイム]

[最後に現れたちょっと気色悪いボーカル]

[警察車両]
 
 
因みに、このライブ演奏一式にかかった費用は、2万B(約6万円)だそうです。

ステージ作って、ミュージシャンやダンサー呼んでこれで済むとは驚きです。

日本なら100万円くらいはしそうな感じです。
 
 
また、結婚式も含めた全体の費用は20万Bだどか。

約60万円、ということは遼の日本での結婚式の費用とほとんど同じということに。(笑)

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ドンムアンからスワンナプームへの移動はシャトルバスが便利

帰りは、イサーンの空港からドンムアンまでLCCで。
その日にスワンナプームから日本へというルートです。

このドンムアンからスワンナプームへの移動には、無料のシャトルバスが快適です。
両空港間には、無料のシャトルバスが運行しており、当日に出発する便を予約してあれば利用できます。

当初は、誰でも無条件で利用できたようですが、現在は制限されてます。
 
 
ドンムアン空港での無料シャトルバスの乗り場は、1階6番出口。

カウンターで航空券を提示して、手の甲にスタンプを押してもらいます。
バスに乗る時にそれを見せるという手順です。

約1時間でスワンナプーム国際空港に着きましたが、混雑時には2時間程度かかることもあるようで、余裕を持って利用しましょう。

また、バス内にはトイレがないので、事前に済ませておくことが大事です。

遼はトイレが近いのでいささか心配でしたが、なんとか大丈夫でした。(笑)

[シャトルバスのカウンター]

[シャトルバスの乗り場]

[シャトルバスの時刻表]
オレンジの背景は12分毎、青の背景は30分毎の出発

[隣にあるモーチット駅行きのA1バス]
チャトチャック行きと表示されてますが、モーチット駅のすぐ近く

ドンムアン空港で見つけた便利なもの

ドンムアン空港を散策していると、面白いものを見つけました。

スーツケースを保護するために、業務用ラップでぐるぐる巻きにするサービスです。
サイズに関係なく、1個150Bです。

スーツケースは乱暴に扱われることも多く、壊れたり、場合によっては蓋が空いてしまうこともあります。
これを使えば、ある程度の防止になりそうです。

但し、家に帰るまで開けられません。
税関で中身チェックを要求されるとちょっと面倒です。(笑)
尚、キャスターや取っ手は使えるようにするので持ち運びは大丈夫です。


 
 
15年程前にタイの結婚式に参加した時は、もう二度とないだろうと思っていたものです。

それが、まさかの二度目になるとは。
しかし、三度目はないでしょうね。

いや待てよ、まだバンコク在住の独身の友人がいるではないですか。
本人は「ない、ない」と言ってますが、果たして。。。

二度あることは、三度あるですから。(笑)

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