こんにちは、遼です。
W杯サッカーはベスト4が決まって、益々白熱してきました。
1発勝負の決勝トーナメントって見てる方もハラハラ、ドキドキです。
特に準々決勝、準決勝あたりは対戦カードも強豪国同士というのが多くなるので楽しいです。
まあ、連日の真夜中の観戦は、体にも堪えるのですが。。。
クロアチア、イングランドが勝ち残った試合を振り返ってみましょう。
クロアチア激戦を制し20年振りのベスト4へ
ロシアvsクロアチア(2-2)PK(3-4)
クロアチアというと、思い出すのは初出場の1998年フランス大会。
当時、ほとんど聞き慣れない国でしたが、得点王になったシュケルやボバンの活躍で3位になってます。
彼らはクロアチアの国民的ヒーローで、現在の主力選手たちの憧れでもあったようです。
「偉大な先輩達に肩を並べるのは一つの大きな目標だった」と、ラキティッチも言ってます。
クロアチアは昔のユーゴスラビアが分裂・独立した国です。
ユーゴスラビアは「東欧のブラジル」とも呼ばれてたので、クロアチアが強いのは当たり前かもしれませんね。
名古屋グランパスで活躍したピクシーことストイコビッチもユーゴスラビア代表としてW杯で活躍してましたから。
1990年のW杯イタリア大会では、あのマラドーナ以上に注目されてました。
クロアチアの対戦相手は、地元ロシア。
観客のほとんどがロシアサポーターという完全アウェイ状態です。
試合中、劣勢になったロシアの監督が何度もサポーターを煽っていましたね。
監督自ら観客を煽るのも珍しい光景です。
前半31分ロシアに見事なミドルを決められ先制されるクロアチアですが、8分後に同点に追いつきます。
デンマーク戦もそうでしたが、このあたりがクロアチアの粘り強いところです。
やはり、リードされている時間が長くなると、精神的にも辛くなってきます。
ただ、その後は互いに決めきれず、試合は延長戦に。
延長前半、コーナーキックからクロアチアのヴィダがヘッドがゴール。
喜び爆発でユニフォームを脱ぎ、イエローカードを受けてしまいます。
試合後にはウクライナを称賛するような発言をしたとか。。。
下手すると次戦出場停止になる恐れもあるので、余計なことは言わん方がいいがな。(笑)
これで、大きく優位に立ったクロアチア。
しかしながら、ロシアも粘って延長後半に同点に。
土壇場で追いついたロシアがPK戦に持ち込みます。
クロアチアはキーパーが足を痛めているし、追いついて勢いに乗るロシアが有利かと思いましたが、最後はラキティッチがキッチリと決めます。
2戦連続でのPK戦での勝ち上がりで、1998年フランス大会以来のベスト4です。
このまま、一気に決勝まで勝ち上がるのでしょうか。
それには、やはりモドリッチの出来いかんにかかってきますね。
イングランド 52年振りの栄冠へあと2つ
スウェーデンvsイングランド(0-2)
久し振りに強いイングランドが帰ってきました。
W杯ベスト4は、1990年以来の28年振り。
この先も勝ち続け優勝したら、1966年イングランド大会以来の52年振り2回目。
サッカーの母国イングランドの完全復活なるか、というところです。
対戦相手のスウェーデンは、ドイツと同居したグループFをなんと首位で通過してます。
スウェーデンでは、イブラヒモビッチという規格外のスターが有名ですね。
オランダ、イタリア、スペイン、フランスでのリーグ優勝経験があり「優勝請負人」と呼ばれることも。
しばらく前に代表引退してますが、母国がW杯出場を決めてからは復帰するのではないかという噂もちらほら。
確かに決定的な仕事をするプレーヤーには違いないものの、却ってチームバランスを狂わせる恐れのある諸刃の剣でもあります。
さらに予選には一切関わっていないのに、本大会出場というのもどうかという意見も多くありました。
結局、本人は「代表復帰はしない」と明言し、論争に決着をつけました。
もっとも、スウェーデンはW杯欧州予選でフランス、オランダと同じグループを2位通過、イタリアとのプレーオフも制しての本大会出場です。
オランダ、イタリアというW杯常連国に競り勝っているので、決して弱いわけではありません。
試合は、イングランドの攻勢で展開されます。
30分、左CKからマグワイヤのヘッドで先制。
ドンピシャリと決まった感のきれいなゴールです。
後半にもアリがヘッドで追加点を奪います。
守っては、GKピッグフォードのファインプレーもあってスウェーデンにゴールを許しません。
ピッグフォードは、この試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍です。
ピッグフォードはW杯欧州予選でも代表に選出されず、2017年11月に代表デビューしたばかり。
わずか、7ヶ月で正GKにまで登り詰めたことになります。
この日のスタメンで30代はアシュリー・ヤングただ1人。
ヤングと言いながら、30代で決してヤングではありません。(笑)
20代の若手主体のイングランドが新しい歴史を作り出そうとしています。
準決勝ではイングランドとクロアチアの戦いが見られます。
過去の対戦成績はイングランドが4勝1分け2敗とリードしてますが、W杯本大会では初の対戦。
「若きイングランド」vs「黄金世代のクロアチア」という興味深い一戦ですね。
もう一つの準決勝は「タレント軍団フランス」vs「赤い悪魔ベルギー」。
こちらも目が離せない面白い展開になりそうです。