こんにちは、遼です。
うーん、何とも緊張感のない試合でした。
サッカーW杯3位決定戦でベルギーがイングランドを破って、ベルギー史上最高の3位で大会を終了です。
しかし、いつも思うんですが、3位決定戦って意味あるの?
優勝への夢が絶たれて、全くと言っていいほどモチベーションのないのが3位決定戦です。
しかも、グループリーグ3試合と決勝トーナメント3試合を戦い、前の試合からは中3日、中2日と非常に厳しい日程での試合です。
選手としたら、精神的にも肉体的にも相当消耗しているはずです。
もう両チームとも3位にしたらいいのではないでしょうか。
どうも、FIFAの商業面優先の思惑が見えてしまう感じです。
イマイチ盛り上がりに欠けはしましたが、3位決定戦を振り返ってみましょう。
赤い悪魔ベルギー!イングランドを下して最高位の成績に
ベルギーvsイングランド(2-0)
今日のベルギーのユニフォームは黄色です。
「赤い悪魔」が「黄色い悪魔」になったのか?(笑)
と思ったら、イングランドのユニフォームが赤なので、ベルギーがセカンドユニフォームにしたようです。
イングランドのホーム扱いということですが、このホームってどうやって決めるんでしょうね。
いつもながら不思議です。(笑)
でも、イングランドのユニフォームっていつから赤になったんだ?
イングランドと言えば、白を基調にしたユニフォームというイメージだったのですが。。。
この試合の注目点は、3位というよりも得点王争いといった感じですね。
6得点のケイン、4得点のルカクの二人に絞られそうですから。
お互い、この二人に点を取らせてあげようという意識が強くなるのではないでしょうか。
また、イングランドの選手は全員がプレミアリーグでプレー、一方ベルギーも23人中11人がプレミアリーグでプレーとお互いよく知った間柄。
何人かはチームメートですし。
この両チームはグループリーグでも最終戦で対戦し、1-0でベルギーの勝利。
ただ、お互い突破を決めていたので、メンバーを大幅に入れ替えての消化試合といった感じですが。
試合は、いきなり動きます。
4分、ベルギーがムニエのゴールで先制です。
今大会、ベルギーのカウンターが注目されてますが、そのイメージ通りの展開といった感じです。
まあ、日本戦のラスト1プレーでの高速カウンターには及びませんが。。。
あれは見事でした。敵ながらアッパレです。
その後は、膠着状態ですがイングランドはなかなか攻められません。
数人のメンバーは休ませているものの、やはり中2日の影響は大きそうです。
ベルギーは巧みにボール回しをして、何とかルカクに合わせようとする感じ。
後半に入ると、イングランドが選手交代します。
ラッシュフォード、リンガードが入り、リズムが良くなってきました。
一方のベルギーは60分、なぜかルカクが交代に。
得点王は諦めたのか?ルカクもちょっと不満そうな感じです。
70分には、ベルギーに決定的なチャンスが訪れます。
GKと1対1の場面で、ボールを浮かし頭上超えを狙いますが、DFがギリギリのところでクリアー。
イングランドも攻勢が続く時間があるもののゴールが遠いです。
今大会、11得点中9点がセットプレーからなので、そういう展開でないと難しいのかな。
一方、ベルギーの攻めもイマイチで、交代で入ったメルテンスもぱっとしません。
セリアAで2017年得点ランキング2位の実力を示せない感じです。
しかし、82分ゴール前でデ・ブルイネからのパスを受けたアザールがフリーになり、狭いサイドへきっちり決めます。
2-0と勝負ありです。
試合後のアザールの表情を見てもあまり嬉しそうな感じはないですね。
デ・ブルイネも苦笑いといった感じ。。。
やっぱり、優勝と3位とでは全然違いますから。
W杯に新法則が誕生?
今大会、ベルギーが3位になりベルギー史上最高の成績を収めました。
それまでは、1986年メキシコ大会の4位が最高。
この結果、面白い法則が誕生しそうです。
それは、「日本に勝った国が上位進出」しているというもの。
日本がW杯に出場した大会で、日本と対戦して勝った国はこのような成績を残しています。
2002年日韓大会 : トルコ(3位)
2006年ドイツ大会 : ブラジル(8強)
2010年南アフリカ大会: オランダ(準優勝)
2014年ブラジル大会 : コロンビア(8強)
2018年ロシア大会 : ベルギー(3位)
クロアチア、トルコ、オランダ、コロンビア、ベルギーは過去最高の成績です。
まあ、オランダの準優勝は3回目ですが。
クロアチアは、今回優勝するかもしれませんし。
この6大会では、日本に勝つとベスト8以上というかなりの成績なので、「日本の法則」が生まれたかも。
「打倒日本!」
日本に勝てば上位進出間違いなし、なんて考える国はまずないでしょうが。。。
でも、逆に日本がもう一つ勝っていれば、日本の好成績は間違いなし、ということかな。
でも、そのあと一つがとてつもなく難しいんですよね。
次回のカタールに期待しましょう。