どうも、遼です。
いい季節になってきました。
家を飛び出して、太陽の元で活動するには絶好の季節ですよね。
休みの日も家の中で、TVやPCにかじりついているのはあまり健康的とは言えないですよ。
さあ、外に出て身体を動かしましょう。
と、言う私はPCに向かっていますが。(汗)
出かける時には、車を使う人も多いことでしょう。
それも、遠出をする場合には、多くの人は高速道路を使うものです。
まあ、中には一般道大好きでずうっと下道を走るという人もいますが。
高速道路は、渋滞に巻き込まれるとしんどいですが、スムーズに流れていればとても快適で目的地にも早く到着することができます。
ただ、一般道と同じようにその速度には制限があり、最高速度は時速100Kmと決められています。
でも、どうして100Kmになったのか、知っていますか。
今回は、高速道路の制限速度について見ていきましょう。
高速道路の最高速度はなぜ100キロなの?
日本の高速道路の最高速度が時速100Kmとされているのは知っていますよね。
一部の自動車は80Kmですが。
知らないとしたら、ちょっとヤバイですよ。
教習所でもきちんと習ったはずで、それをパスして免許を取得しているはずですから。
ただ、その100という数字がどうして決められたかということについては、知らないかもしれませんね。
単純にキリのいい数字だから、などといい加減なものではありません。
まず、道路交通法にてその速度が規定されています。
要旨としては、普通車では高速自動車国道で時速100km、一般道路で時速60kmが最高速度とされているのです。
これを規定した根拠としては、二つのことが大きく関係しているのです。
車の性能
車の性能によって、100という数字が導き出されています。
当時は、名神高速道路を建設中で、そこで主要な車で走行テストを繰り返しました。
その結果、出た数字が100というものです。
ただ、ドイツ車ではより高速での走行も可能とされたのですが、国産車はまだそこまで達していないという判断も加わったとされています。
尤も、現在では、国産車でも充分にこれ以上の速度で安定走行でできるのですが。
道路の設計速度
道路の設計速度によっても制限速度が決められます。
設計速度は地形や想定される交通量などによって決められるのですが、それがそのまま制限速度になるわけではありません。
当然ながら、安全を見込んだ状態で設定するわけです。
設計速度が時速120kmの場合であっても、制限速度は時速100Kmに抑えられてしまいます。
ただ、対面通行部分については、設計速度に関わらず時速70kmということになってます。
勿論、設計速度も充分に安全を見込んでの数字なので、これ以上で走行できないということではありません。
実際に、時速120Km以上で走行している車はよく見かけますし、私も若い頃はそれ以上で走行していたこともあります。
私の知り合いでは、市販車にレース仕様のエンジンを搭載して高速道路を時速200Km以上で走行し、並行して走る新幹線の運転士にピースサインを出したこともあると豪語してました。。。
尚、最近では、制限速度の引き上げが検討されてきており、一部の高速道路では段階的に時速120Kmへ引き上げるとされています。
まずは、新東名高速道路と東北自動車道の一部区間で時速110Kmで試行されることになっています。
高速道路の速度には最低があった?
高速道路の最高速度は、多くの人が気にすることではあります。
それは、安全面というより、どれくらい速度超過したら捕まるのかというとが最も大きな関心事だからです。
しかしながら、最低速度というのは、ほとんど気にすることはないでしょう。
そんな速度で走るのは、渋滞時を除いてまずないからです。
例え、考えたとしても実際のところほとんど関係がないということもあるでしょう。
でも、実は存在しているのです。
それは、時速50Kmというものです。
渋滞などの理由がない限り、これ以上の速度で走行しないといけないということですね。
ただ、実際問題で考えた所、例え時速50kmであってもそんな速度で走られたらかなり危険です。
走行車線であっても時速80Kmは出すのが一般的ですから、すぐに追いついて下手したら追突してしまいます。
一般道も含めて、追突事故は双方の速度差が大きいほど起きやすいのはわかると思います。
特に高速道路では渋滞の最後尾や合流地点での事故が多いということがそれを如実に表しているわけです。
従って、高速道路の特性上、ある程度の速度で走行しないと却って危険になるということです。
安全運転しているつもりが却って危険を誘発しているという事態にならないようにしましょう。
まあ、ほとんどの人はそんな低速走行はしないはずですよね。
何と言っても高速道路であって、低速道路ではないのですから。(笑)
高速道路の基本的な速度はどれくらいがいい?
高速道路の最高速度と最低速度の成り立ちは理解して頂けたでしょうか。
では、高速道路を安全で快適に走行するのは、どれくらいの速度を基本とするのがいいのでしょうか。
これは、その車自体の性能にも依存する面がありますが、制限速度内で考えた場合のことでお話ししていきます。
でないと、ドイツ車などのいわゆる高級車は速度制限なしのアウトバーンも走れるくらいの速度が快適になってしまいそうですから。
この快適というのも多分に個人差もあるので、一概に言うのも難しいかもしれません。
しかしながら、敢えて言うとすれば走行車線を時速80~90Kmで走行するのが快適と考えられます。
最高速度の時速100Kmでない理由としては、その速度では前の車に直ぐに追いついてしまうからです。
時速100Kmを維持するためには、当然ながら追い越さなければいけないわけです。
そして、追い越し後は走行車線に戻るようにします。
しばらく走ると、また前の車に追いついて、また追い越しというのが繰り返されるようになります。
これって、あまり快適な運転とは言えないものです。
そのため、最高速度の時速100Kmより10~20Km遅い80~90Kmが望ましいのです。
また、これより遅くなると、後ろから追いついてくる車が多くなり、それらの車に追い越しをさせないと行けなくなります。
このように速すぎても遅すぎてもその流れに同調することが難しくなってくることが多いわけです。
また、時速80~90km当たりのの方が燃費が良くなってくるということもあります。
勿論、さらに遅い方が燃費はいいはずなのですが。
この燃費には空気抵抗が大きく影響し、空気抵抗は速度が早くなる程大きくなるのです。
まとめ
高速道路の最高速度が時速100Kmになっているのは、いくつかの理由があります。
1.車の性能によって導かれた
名神高速道路建設に併せて自動車の走行テストが行なわれ、100Kmと決められました。
ドイツ車ではより高速での走行が可能とされましたが、当時の国産車の能力に合わせられました。
2.道路の設計速度によって導かれた
道路の地形や想定交通量などによって決められる設計速度を元に最高速度が決められました。
また、高速道路には最低速度も規定されており、それ以上でないと事故の危険性が高まってきます。
その最低速度は、時速50Kmと規定されています。
従って、渋滞などがなければ、それ以上で走行しなければいけないのです。
とは言え、この速度では、事故の可能性も充分に考えられるため、実際問題として時速80Km
以上は欲しいところです。
さらに基本的な速度ということでは、時速80~90Kmが望ましいと考えられます。
それは、周りの車の流れに従って走るという暗黙の了解的な面があるからです。
前の車に追いついて追い越しをしなくて済むと言うメリットや後ろから追いつかれということも少なくなってくるからです。
スムーズで安全な高速走行には、流れに乗るという意識もとても大事になってきます。
また、燃費という観点からも、この辺りが望ましくなります。
燃費は速度の速さによって大きく影響されるからです。