これからの季節は、レジャーや旅行等で車を利用する機会も増えてきますね。
冬の間は、雪などの影響もあって、車での外出を控える人も多いものです。
私なんぞは、雪道が嫌いなので降ったら車には乗りません。
「降ったら乗るな、乗るなら降るな」が信条ですから。。。
尤も、降るなと言っても言う事は聞いてくれませんが。(汗)
ただ、車も所詮は、機械の一種です。
ということは、いつ故障して動かなくなっても決して不思議ではないんですね。
ところが、多くの人は自分だけは大丈夫、そう簡単には故障しないから。
と、ほとんど根拠のない自信を持っているものです。
これは、自分は病気になったり、事故や災害などに巻き込まれることはない、思っているのと一緒ですね。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言いますが、いざやってくると本当にそうだと実感できることでしょう。
このため、事前に対策を考えておくことが大事になります。
車では、事故に備えて自動車保険に入っていたり、故障などに備えてJAFに入っていることでしょう。
中には、無保険車というのもあるので注意が必要ですが。
また、今の自動車保険では故障対応が付帯しているのも多くなってきています。
そこで今回は、高速道路で車が故障したらどのように対処したいいのか、ということを見ていきましょう。
また、その場合に、車内待機するのがいいのか、車から離れるのがいいのかについても考えてみましょう。
高速道路でよくある車の故障原因についても見ていきましょう。
高速道路で車が故障したら、どう対処すればいいの?
あまり考えたくはないことでが、高速道路を運転中に車の調子が悪くなってきたら、アナタはどうしますか。
突然、車体が揺れだしてハンドルを取られたりしたら。。。
えっ、何、どうしたの?
と、ほとんどの人はビックリしてしまうことでしょう。
こんな時には、まずは落ち着いてスピードを緩めるようにしましょう。
といっても、人間パニックになると、そう簡単には落ち着けないものですが。
この時、追い越し車線を走っていたら、後方の安全を確認して走行車線に車線変更します。
そして、ハザードランプを出しながら、路肩に車を寄せて行き、徐々にスピードを落としていきます。
無事に路肩に車を止めたら、ハンドルを左に切っておくようにします。
これは、万一後ろから追突された場合、車が本線に飛び出してさらなる事故になるのを防ぐためです。
車を止めたら、その後方30m程の場所に三角停止板を置いて、後続車に知らせましょう。
これは、高速道路上で万一停止した際にはその設置が義務付けられているものです。
因みに、事故で警察を呼んだ時に、三角停止板が設置されてないと違反として処理されてしまいます。
1000円程度で購入できるので、持っていなければ用意しておきましょう。
故障原因にも色々ありますが、自分で修理するということは考えない方がいいです。
ボンネットを開けて中を覗いている時やタイヤ交換している時などに、後方から追突されるということも起こっています。
そのため、非常電話で連絡するのが最も賢明になります。
高速道路上には、1Km毎に非常電話が設置されています。(トンネル内では200m毎)
非常電話は受話器をとると道路管制センターに繋がりますので、故障内容を伝えるようにします。
その場所は自動的に通知されるようになっています。
その後は、指示に従って待機ということになります。
非常電話が近くに見つからない場合には、携帯電話で道路緊急ダイヤル「#9910」へ連絡することもできます。
ただ、その場合には現在地をしっかりと伝える必要があるので、自分がどの辺にいるのかを把握しておきましょう。
自分や同乗者の安全を確保しながら、交通管理隊の到着を待つようにしましょう。
高速道路で車が故障したら、車内待機するのか車から離れるのか?
高速道路で車が故障したら、路肩に車を停止させて非常電話等で連絡して交通管理隊の到着を待つことまでは、理解できたと思います。
そこで、気になるのが、どこで待機するかということです。
普通に考えると、故障した車の中で待ちたいと思うことでしょう。
しかしながら、高速道路は一般道とは違って追突される可能性が大きく極めて危険です。
そのため、基本的には、車から離れてガードレールの外側などの安全な場所を確保して待つということになります。
ただ、それが難しい場合という状況も決して少なくありません。
例えば、山間部で急斜面があったりした場合に、高齢者や小さな子供などを待たせることができるでしょうか。
車椅子の同乗者などがいると更に困難な状態になることもあります。
また、天候が悪く、雨や雪が降っているとなると、外で待機ということも難しくなってきます。
こういった状況を充分に考えて、どこで待つのがいいのかということをできるだけ早く判断しなければいけないのです。
基本は、車外での待機ですが、その時の状況を臨機応変に考えて適切な所で待つというのが現実的な対応と言えるでしょう。
高速道路での車の故障原因で多いのは?
高速道路での車の故障でその対処やどこで待つかということについては、理解して頂けたことでしょう。
では、その故障原因で多いのは一体どんなことなのでしょうか。
それを知ることで、普段から気をつけなければいけないことなどが見えて来るようになります。
タイヤのパンク
高速道路上での車の故障で最も多いのが、タイヤのパンクです。
タイヤでは、空気圧やその溝の深さが走行性に大きく影響します。
空気圧の低いタイヤや長年使った溝の浅くなったタイヤでは高速走行でバーストしやすくなってきます。
高速に乗る前に、スタンドでの燃料補給時などに確認しておくのがいいでしょう。
バッテリー不良
数年に一度程度しか交換しないのがバッテリーです。
しかも、タイヤと違って目視での確認も難しいため、劣化になかなか気がつかないことが多いです。
エンジンがかかりにくくなったり、ヘッドライトが暗く感じたりしたら、要注意です。
一度、ディーラーや整備工場などで確認してもらうようにしましょう。
パーキングで休憩して出発しようとしたら、エンジンがかからないなんて困りますからね。
燃料不足
高速道路で燃料不足なんて起こすの?と思うかもしれませんね。
しかしながら、故障原因(?)の約15%は燃料不足なんです。
まあ、厳密に言えば、決して故障ではなく、単なるウッカリさんなんですが。。。
高速走行する際には、目的地までの燃料が充分に入っているかどうかを確認するようにしましょうね。
因みに高速道路上で燃料不足を起こすと違反になるって、知っていましたか。
違反点数が2点で、反則金が9000円(普通車)になります。
燃料不足で車が止まった上、違反キップまで切られては、まさに踏んだり蹴ったりですね。
友人曰く、「それはおかしい、正しくは踏まれたり蹴られたりじゃないか」と。(笑)
まとめ
高速道路上で車が故障した場合には、落ち着いて対処するようにしましょう。
ハザードを出して徐々にスピードを落としながら、路肩などに停車します。
三角表示版を車の後方に設置し、非常電話等で連絡します。
高速道路上の非常電話か携帯電話の道路緊急ダイヤル「#9910」へ状況を知らせます。
後は、指示に従って待ちましょう。
その際には、基本的には、車外に出てガードレールの外側などの安全な場所に避難するようにしまます。
しかしながら、場所的な問題や高齢者や子供などがいて難しい場合、或いは、雨や雪で外で待てない場合など例外的な状況になることもあります。
その場合には、その時の状況に応じた臨機応変な対応をできるだけ早くすることが大事になってきます。
高速道路の車の故障で多いのが次のようなことです。
いずれも、普段から気をつけることで充分に予防できるものです。
日常点検を欠かせないようにしましょう。
1.タイヤ・ホイールの破損
タイヤのパンクが最も多い故障原因です。
空気圧や溝の深さなどをガソリン給油時にでも確認するようにしましょう。
2.バッテリー
これも日頃のエンジン始動やヘッドライトの状態を気にかけることで未然に防ぐことが可能です。
3.燃料不足
これは故障というよりは、ウッカリによるミスです。
事前に燃料補給することで防ぐことができます。