どうも、タローです。
ここのところ、七夕に関する話題が続いています。
七夕の起源や短冊に願い事を書くという由来、日本の三大七夕祭りなどについては既にお話ししていますね。
詳しくは、こちらを御覧ください。
七夕祭りの由来は何なの?飾りや吹き流しにはどんな意味があるの?
このため、今回はこれ以外の七夕に関するトピック的な話題といきましょう。
それは、「そうめん」です。
そうめんは漢字で書くと「素麺」です。
夏の暑い時期に食べるということはアナタも知っていることでしょう。
かく言う私も、夏の暑い時であまり食欲もない時などは、よくそうめんを食べるものです。
ただ、七夕の時に食べた記憶となると実のところほとんどないんですね。
というか、七夕祭りではほとんど、ビール片手におつまみ程度で済ましてますから。。。
しかしながら、その昔から七夕とそうめんは切っても切れない関係にあるのです。
今回は、七夕の料理に欠かせないとされるそうめん、その由来や意味について見ていきましょう。
さらに、そうめん以外に簡単に済ませられる料理についても見ていきましょう。
七夕料理といえばそうめん、その由来や意味とは?
そうめんは、ご存知、夏の食べ物ですね。
冷や麦と同じで、本当に暑い時期しか食べることはないでしょう。
そばやうどんには温かいのも冷たいのも両方あって一年中食べることができますが、そうめんや冷や麦は夏限定と言ってもいいほどですね。
それは、温かいそうめんや冷や麦なんて、全くもって想像できないからです。
そもそも、温かかったら冷や麦ではありませんよね。。。
そんな「そうめん」ですが、実は七夕料理の定番になっているのを知っていますか。
古代中国の故事によると、亡くなった子供達の霊を鎮めるために七夕に、「索餅(さくへい)」というお菓子が供えられていたそうです。
日本でも平安時代には、索餅が七夕の儀式に供えられていたという記述が残っています。
そのことから、七夕では索餅が食べられるようになったと言われているのです。
その索餅とは、小麦粉を水で捏ねて細く編んだ縄のような形にしたお菓子だったと言われています。
それが、時代を経て徐々に形を変え、そうめんになったのではないかとされています。
七夕での儀式に供えられたお菓子が元だったということで、最初から麺の形をしていたわけではなさそうです。
亡くなった子供達の好きなお菓子だったというのは、子を持つ親にとっては切ない想いなのでしょうね。
また、他の説によると、細長いそうめんを織姫の織り糸や天の川に例えて、芸事の上達を願ったともされています。
短冊だけでなく、そうめんにもそのような願い事の意味があったということですね。
七夕にそうめんを食べて遠い昔の先人達の想いに夢を馳せたりするのも、また違った趣きのあるものですね。
ビールばっかり飲んでいる場合ではないかもしれませんよ。(汗)
七夕料理で他に簡単にできるものは何なの?
そうめんは、実に簡単にできて、これほど手抜き的な料理はないかもしれません。
そばやうどんもスーパーで買ってきて茹でるだけという手抜きもできますが、凝った人になると、自分で手打ちをすることもあり、その方が格段に美味しいですよね。
でも、そうめんに手打ちって聞いたことがありません。
「手延そうめん」というのはありますが、それは熟練した職人さんが作るものでとてもシロウトにはできないものです。
ですから、一般家庭では、それらを茹でて、冷やして汁に入れて食べるだけです。
薬味には多少の工夫のはするでしょうが、それ以外は湯で時間程度なものでしょう。
私なんぞは、適当に茹でてから、冷やして氷水に入れるだけです。
しかも汁も市販で、それでも充分に美味しいですね。
でも、そうめんばかりでは、ちょっと味気ないのも事実です。
それに栄養的もちょっと物足りないですよね。
まあ、夏バテで疲れた身体には、このくらいでいいのかもしれませんが。。。
そこで、お勧めなのは、ちらし寿司です。
今では、「ちらし寿司の素」なんて便利なものもあります。
どこかのCMではないですが、「あったかご飯に混ぜるだけ」でできちゃいますね。
と言っても、具だけはちゃんと用意した方がそれらしくなるのでお勧めです。
標準仕様では、見た目にもちょっと物足りないですから。
エビやイクラ、錦糸玉子、絹さや、オクラなどを使うといいでしょう。
彩りもよくなって、オクラを輪切りにすると星の形になるので七夕にはもってこいって感じです。
疲れた身体には、お酢が効きますし。
でも、やっぱり手抜きして簡単にしたいという場合には、お祭りの屋台で仕入れてくるというのいいかもしれません。
お好み焼きやたこ焼き、焼きそば、焼きイカ、フランクフルトなどなど、よりどりみどりです。
屋台はちょっと衛生的に気になるという時には、近くのスーパーやデパ地下に行ってみましょう。
その方が、たいていは安上がりになります。
まとめ
七夕の定番料理とも言えるものに、「そうめん」があります。
これは、古代中国の故事から伝わったもので、七夕に供える索餅というお菓子が起源とされています。
索餅は小麦粉から作られたお菓子で、形が細長く編んだようになっており、これが時を経てそうめんへと変わっていったと言われています。
日本でも平安時代には索餅が七夕の儀式に供えられていたという記述が残っています。
このようなことから、七夕にそうめんが食べられるようになってきたのです。
昔から続く習慣には、歴史的な背景というものが必ずあるということになりますね。
ただただ、ビール片手に遊び呆けているのも考えものかもしれません。
そうめん以外の七夕らしい料理には、ちらし寿司があります。
ちらし寿司の素を使えば、比較的簡単に済ませられます。
具には、エビやイクラ、錦糸玉子、絹さや、オクラなどを使うと、見た目にも鮮やかなものになります。
特にオクラは輪切りにすると星型になるので、七夕にはお似合いです。